エテンザミドは直接的にインフルエンザウイルスを抑える作用はないが、インフルエンザに伴う発熱や頭痛・筋肉痛などの症状を緩和するために用いることができる。
よって症状の軽減には役立つことはあるが、インフルエンザそのものの治療には適さない。

通常、成人のエテンザミドの用量は1回250mgから500mgを1日3回まで服用することが推奨される。
ただし個々の患者の状態や年齢・他の副用薬に応じて異なる場合があるため、医師の指導に従うことが重要である。

エテンザミドを使用する際の近畿や注意点は以下のとおりである。

ー アレルギー反応 ー

エテンザミドやその成分に対してアレルギーがある人は使用を避けたほうが良い。

ー 妊娠・授乳中 ー

妊娠中及び授乳中の使用については、医師に相談したうえで判断することが重要である。

ー 消化器系の病歴 ー

胃潰瘍や消化不良の病歴がある場合、使用に際しては注意が必要である。

副作用としては軽度の消化不良・嘔吐・下痢などがあるが、大部分の人には良好である。

エテンザミドは解熱鎮痛薬としては中程度の強さと考えられており、軽度から中程度の痛みに対して効果的である。
しかし強い炎症や激しい痛みの場合には、他のNSAID(イブプロフェン・アスピリンなど)の方が効果的である場合がある。
使用する際は症状の程度に合わせて最適な薬剤を選択することが大切である。

エテンザミドは多くの人に使用される薬であるが、正しい情報と使用法を守ることが重要である。