ビタミンB1はサプリメントとしても利用可能で、特に食事からの摂取が不足しがちな方や、特定の健康上の理由で補充が必要な場合にはサプリメントを使用するとよい。
通常、サプリメントはビタミンB群をまとめて含んでいる場合が多い。
※サプリメントを利用する際は用量を守り、必要に応じて医師に相談することが重要であり、食事からの摂取を基本にしつつ不足が懸念される前に補助的に利用するとよい。

ビタミンB1が不足すると、以下のような症状や疾患が引き起こされることがある。

ー 脚気(かっけ) ー

脚気はビタミンB1の欠乏により引き起こされる主な疾患であり神経系や心血管系に影響を及ぼし、むくみ・筋力低下・心不全などが症状として現れる。

ー ウェルニッケ脳症 ー

長期的なビタミンB1不足はウェルニッケ脳症という重篤な神経疾患を引き起こすことがあり、混乱・記憶障害・運動失調などが症状として現れる。

ビタミンB1は水溶性ビタミンであり余分な量は尿から排出されるため、ビタミンB1の過剰摂取は稀である。
しかし非常に高用量でサプリメントを継続的に摂取した場合には、軽度の副作用、例えば胃腸の不快感やアレルギー反応が起こる可能性がある。